クリスマスシーズンの国内旅行はオミクロン株の拡大により深刻な混乱状態に陥ったと、各米国メディアが伝えています。
12月21日時点での報道によれば、アメリカ国内のCOVIDの新規感染者のうちに73%がオミクロン株に置き換わったとされており、感染の拡大は深刻化しています。
デイリー・メール米国版によれば、クリスマスイヴ当日に大手航空キャリアのうちユナイテッド航空は169便、デルタ航空は120便、アラスカ航空は10便を欠航としました。
各社が問題視しているのは、従業員の間で広まる感染です。
ユナイテッドは「今週に入ってからの全国的なオミクロン株の拡大は、我々のクルー及び運行に従事する関係者に対して直接的な影響を及ぼしています。よって残念なことではありますが、我々はいくつかのフライトの欠航とし、お客様には先立ってお知らせをしているところです。」と発表をしています。
運行関係者はCDCによりワクチン接種が義務付けられていますが、それでも感染してしまった場合においてフライトアテンダントや運行に携わる労働者は、コロナに感染した後10日間の自主隔離期間を設けることとなっています。
過去、航空会社をこの10日間を5日間に短縮するようCDCにプレッシャーをかけましたが、労働組合側の努力によりこれは回避されました。
こういった自体に拍車をかけているのが天候の問題です。このクリスマス週末、西海岸の北部からロッキー山脈までの西部一帯は強烈な吹雪に覆われました。北太平洋から上陸した低気圧は西への横断し、これにより一部道路網や空港などの施設が閉鎖される事となりました。
ニューヨーク・デイリー・ニュースによれば、この月曜日に国内では2500便のフライトが欠航となりました。週末全体を含めれば4000便が欠航となったとされています。
引用・参考記事
New York Daily News:https://www.nydailynews.com/news/national/ny-flights-canceled-covid-weather-20211227-uojt5fpfpna77jya64xxq7jxpu-story.html