かつてフロリダ州内での同性婚合法化を目指し活動していたLGBTアクティビストが、同州ジャクソン郡のごみ埋立地で遺体の状態で発見されました。
死亡していたのは54歳のホルヘ・ディアス・ジョンストン氏で、地元警察によれば最後に消息が確認されていたのは1月3日の事でした。その後8日に行方不明者としての捜索が開始されましたが、同日中に地域の保安官により、居住地よりも遥かに離れているアラバマ州まで60マイルの場所にあるジャクソン郡のごみ埋立地において、遺体の状態で発見されたとのことです。
ディアス氏と彼の夫はかつてフロリダ州内の法廷において同性婚の権利を求めて訴訟を起こした6組のカップルの1つでした。マイアミデイド郡を起訴した彼らは勝訴し、2014年に合法的な婚姻の権利を勝ち取りました。これは連邦最高裁による全国規模での同性婚合法化判決に先立つ出来事でした。地元ではディアス氏は著名な人物であったようです。
ディアス氏の兄で元マイアミ市長でもあるマニー・ディアス氏は、今回の出来事を受けTwitterで以下のように発言しています。
現フロリダ市長であるダニエラ・リヴァイン・カヴァ市長も同様に追悼のコメントを発表しており、ディアス氏が地元社会で著名な人物であることがわかります。
現時点では事件そのものの詳細は明らかとなっていません。地元警察は殺人の容疑で捜査を進めているとのことです。
これがLGBTコミュニティを狙った殺人であったのか、あくまで個人的なトラブルによるものなのかは未だ不明ですが、仮に前者であった場合は米国内で大きな社会的議論を巻き起こす可能性があります。
引用・参考
NBC News:https://www.nbcnews.com/nbc-out/out-news/florida-gay-rights-activist-found-dead-landfill-rcna12234